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幕屋から神殿へ
- 杉本拓哉牧師
- 2020年10月25日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年11月20日
列王記上8:20-30
両手を天に伸ばして、祈った。
「イスラエルの神、主よ、上は天、下は地のどこにもあなたに並ぶ神はありません」 {8章22b~23)

家を建てるというのは、多くの場合一生に一度あるかないかという大切な出来事です。
ましてや、神様のための住まいを建てる時、どれほどの思いが込められているでしょうか。モーセによる幕屋とソロモンによる神殿、この二つはとても似ています。どちらも人々の生活の中心であり、礼拝の中心でした。どちらも礼拝のために、神様へ動物を捧げる祭壇・祭司が身体を清めるための洗盤・幕屋の光源となる7つの燭台・パンとぶどう酒の献げ物・香の祭壇・そして十戒が納められた契約の箱が備えられました。幕屋と神殿には、もう一つ共通点があります。どちらも完成した時に、神様の栄光が現れたのです。
神殿が完成した時、ソロモン王は祈ります。今回、5つの視点からこの祈りを見本にしたいと思います。「約束を守り、愛を注いで下さる神様」と祈りを捧げる対象へ①告白の言葉をもって呼びかけます。そして、②感謝と願いを語ります。祈りの中で、③自分と神様に出会う、交わりが与えられます。ソロモンは豪華絢爛な神殿を建て上げましたが、それでも「世界を創造された神様が入るにはふさわしくない」と、④砕かれ悔い改めます。そして、「私の罪を赦してください」と、⑤神様に立ち返ります。私たちも祈りましょう。神様は今も変わらずに、一人一人の祈りに耳を澄ませ、目を注いで下さっているのですから。