検索
全ての人のための逃れの町
- 杉本拓哉牧師
- 9月28日
- 読了時間: 2分
ヨシュア記 20章1-9節
そこは、血の復讐をする者からの逃れの場所になる。

私たちには、心と体を休めることができる安全な場所が必要です。災害時に避難所があるように、仕事や人間関係の中でしんどさを覚える時にもシェルターが必要です。旧約聖書の時代、神さまはイスラエルの人々に「逃れの町」を備えられました。過ちによって人を傷つけた者が、復讐する者から守られて、新しく生きるための場所です。そこは恐れと憎しみの連鎖から断ち切られるために、神が与えられた安心できる居場所でした。
現代に生きる私たちにとって、逃れの町はどこにあるのでしょう。聖書はイエス・キリストこそが、安全な居場所であることを伝えています。逃れの町はイスラエルの民だけでなく、旅人や寄留者までも含む、全ての人々のために開かれていました。同じようにキリストは、全ての人のために十字架にかかり、贖いの大祭司となられたのです。それは、多くの罪の赦しのため、神との和解をもたらすためです。誰もが少なからず、怒りや憎しみ、悲しみや恐れを抱いています。そして思いがけずふとした拍子で、誰かを傷つけてしまう弱さを持っています。だからこそイエスのもとに逃げ込み、負の連鎖を断ち切って、安心して新しい命の関係を築くようにと招かれているのです。
音声メッセージ