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執筆者の写真杉本拓哉牧師

反抗期 ―親の愛・神の愛―

更新日:11月20日

ホセア書 11章1-11節
わたしは激しく心を動かされ/憐れみに胸を焼かれる。…わたしは彼らをおのおのの家に住まわせると/主は言われる。

紅葉・彼岸花・紫式部・ドラセナ
紅葉・彼岸花・紫式部・ドラセナ

 みなさんは家出をしたことがありますか。家出は現代において社会的な課題となっています。理由は一つではなく、いくつかの要素が組み合わさっていることでしょう。どのような理由にせよ、子どもにとって家が、安心できる空間でないことは悲しいことです。高圧的な独裁者がいる場合、放任主義で無関心な家庭の場合、様々なケースがあります。言葉や身体への暴力がある場合、そこから逃げ出すことも必要になります。

 神は痛みを抱えた人々を憐み、愛するがゆえに親となったと聖書は語ります。人々に食べ物を与え、生き方を教え、病の時に癒したのは、主なる神であるのに・・・なぜあなた方は私の心から離れ、偶像の神のもとに家出してしまうのか。そのままでは滅びに至ってしまうのに、と嘆く神の姿が描かれています。主の決断は、怒りによってその火を人々に降すのではなく、憐みによって自ら受け止め胸が焼かれるものでした。神の厳しさがあるからこそ、神の愛の深さは際立ちます。神が人を見捨てて絶縁してもおかしくない状況で、人々が立ち帰ってくることを期待する神。あなたの居場所がここにあるから、帰っておいでと主は招いておられるのです。


音声メッセージ

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