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エゼキエル34章23-31節
わたしは彼らのために一人の牧者を起こし、彼らを牧させる。それは、わが僕ダビデである。彼は彼らを養い、その牧者となる。また、主であるわたしが彼らの神となり、わが僕ダビデが彼らの真ん中で君主となる。

 ある心理学者は、リーダーシップの型を6種類に分類します。①ビジョン型は、共通の目標を示し、実現のために皆で取り組みます。②コーチ型は、1対1の関係を重視し、一人ひとりに合ったサポートをします。③関係重視型は、メンバー同士の関係性や感情に配慮して、全体をマネジメントします。④民主型は、課題解決のための意見を広く集め、合意形成を図ります。⑤ペースセッター型は、リーダー自らやってみせることで、メンバーもそれに倣うように励まします。⑥強制型は、トップダウンで指示を出すために、緊急時でも素早い対応が取れます。それぞれ強みと弱みがあり、組織の状況に適したリーダーシップの型があるでしょう。

 聖書の登場人物、モーセ、ダビデ、エリヤ、パウロのリーダーシップの型とその時の状況はどのようなものだったか想像してみましょう。そしてイエスのリーダーシップを思い巡らします。僕として愛を実践し、神の国という目標を示されました。再び救い主が来られる時には、王としてトップダウンの形で、全ての関係性を平和に結び合わせられます。そして羊飼いのように、いつも共におり群れに食物と安全を与え、日々の歩みを導いてくださるのです。


音声メッセージ


ミカ書 5章1-5節
エフラタのベツレヘムよ/お前はユダの氏族の中でいと小さき者。お前の中から、わたしのために/イスラエルを治める者が出る。

百合の花
百合の花

 聖書が語る平和(シャローム)とは、戦争のない状態だけに留まりません。神と人、人間同士の関係が和解していることや、一人ひとりが安心で健全に過ごしていることも含まれます。神様の力と命に完全に満ち溢れた動的な状態も平和と呼びます。平和の概念は、一言では表せないほどに幅広いものです。しかし私たちの現実は、残念ながら平和から程遠いものではないでしょうか。日々の生活の中でも、正義を追い求めていく時に意見がぶつかり、平和から遠ざかる場面もあるでしょう。視野を広げれば戦争があり、身近な所にはいじめがあります。力強いものが小さな者を搾取し、涙を流す人が後をたちません。

 預言者ミカが活動していた時代は、帝国が襲い掛かってくる危機に直面していました。宗教的にも政治面でも関係性が歪み、健全ではありませんでした。国のリーダーは、人々を虐げて支配していました。そのような中にあって、ミカは救い主の到来を預言するのです。「小さき者が、神のために選ばれて用いられる。彼は、羊飼いのように群れを養い、安全を与えて命を守られる。その方こそ平和である。」小さき者、痛みを知る者だからこそ担えるリーダーシップがあります。平和の君なるイエスに倣いつつ歩みましょう。



音声メッセージ


※機材トラブルのため聖書朗読はありません。

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