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求む!礼拝者
更新日:2024年11月24日
ヨハネ4:7-26
あなたがたが、この山でもエルサレムでもない所で、父を礼拝する時が来る。(21節)
今がその時である。なぜなら、父がこのように礼拝をす者を求められるからだ。(23節b)
今日の聖書の舞台、イスラエルにあるサマリアという場所は、ガリラヤ湖と死海の間に位置します。この地域は雨が少なく乾燥していました。イエス様は歩き疲れ、喉が渇き、井戸のところに座っています。するとそこにサマリアの女性が水を汲みにやってきました。イエス様はこの女性に「水を飲ませてください」と声を掛けます。しかし返事は「ユダヤ人のあなたがサマリアの女性の私に、どうして水を飲ませてほしいと頼むのですか」と、つっけんどんな言葉。一体どういう訳なのでしょう。
この理由はサマリア人とユダヤ人との間に、歴史的な確執があったからです。両者は700年以上にも渡る犬猿の仲でした。イエス様はそのような対立の中で、相手の居る場所に自ら赴き、心が離れていた人に寄り添っていったのです。
そしてこの女性は、結婚と別れを繰り返しており、サマリア人の中でも孤立し、小さくされていた人物でした。イエス様は彼女の触れてほしくない、知られたくない、隠していたい、最も暗い場所を明らかにされました。イエス様の光が差し込む時、この人のイエス様に対する認識は、ユダヤ人男性⇒先生⇒預言者⇒救い主と、少しずつ変えられていきました。私たちは出会いによって変えられていきます。イエス様は今日も、あなたとの出会いを心待ちにしておられるのです。