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執筆者の写真杉本拓哉牧師

calling ―神の召し

更新日:2024年11月24日

コリントの信徒への手紙一 7章17-24節
兄弟たち、おのおの召されたときの身分のまま、神の前にとどまっていなさい。

花材/とくさ・黒立葵・紫陽花・鳴子百合
花材/とくさ・黒立葵・紫陽花・鳴子百合

 今まで誰かに呼び出されたことはありますか?例えばデパートで子どもが迷子になった時、学校の先生や先輩からの用事、会社の上司からの指令、病院の受付などで、あなたの名前が呼ばれることがあるでしょう。少しの不安と期待を抱きながら、呼び出された場所に向かいます。

 新約聖書の多くの手紙を書き残したパウロもまた、神様から名前を呼ばれた一人です。彼はユダヤ教のエリートでした。当時のイスラエルを支配していたローマの市民権を持ち、社会的な地位もありました。しかし彼は今までの経験や、積み重ねてきた立場を捨て去ったのです。イエスを宣べ伝えていくために、イエスにのみこだわりました。そして教会の人々に呼び掛けるのです。「主から与えられた分に応じて、神の召された身分に留まっていなさい。」奴隷でも、ユダヤ人でも、ローマ人でも、神はそのままに招いてくださり、主による自由が与えられています。身分に留まるとは、現状維持を求められているのではありません。そうではなく、神に招かれ続けているという立場に留まるのです。人と比べるのではなく、そのままで主に応えて歩み続けるように、あなたの名前が呼ばれています。


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