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執筆者の写真杉本拓哉牧師

自由な態度で、愛に生きる

更新日:2024年11月24日

コリントの信徒への手紙一 8章1-13節
知識は人を高ぶらせるが、愛は造り上げる。


花材/ピラミッド紫陽花・グロリオーサ・鳴子百合
花材/ピラミッド紫陽花・グロリオーサ・鳴子百合

 日本は議論の訓練がされていないと言われることがあります。議論というのはそれぞれの主義主張を分かち合うものです。その中では意見に対して、批判されることも賛同を得ることもあるでしょう。議論の訓練がされていない場合、意見を批判されると、人格が否定されたのではないかと勘違いを起こすことがあります。しかし、そうではありません。議論そのものを検討し合い、お互いに気付かなかったところを補い合うことで、建設的な話し合いとなるのです。議論の前提として、自分の意見を持ちながらも絶対的なものとはせず、相手への愛を抱きつつ対話に開かれていることが求められます。

 キリスト教などの一神教は、他の宗教を否定しているため寛容ではないという意見がありますが、正確な表現ではありません。キリスト教の中でも、①排他主義②包括主義③宗教多元主義とそれぞれの主張には違いがあります。自分の思いを大切にしながら、他者の意見も尊重できるような議論が求められています。交わりを造り上げる愛に根差し、共に生きるために、お互いの主義主張を豊かに分かち合ってまいりましょう。


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