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シュモーという人
更新日:11月24日
コリントの信徒への手紙一 14章1-5節
愛を追い求めなさい。
江波にある「シュモーハウス」に行ったことはありますか。シュモー氏とは一体どのような人物だったのでしょう。彼は、原爆投下のニュースを聞き、自分事として受け止めました。そしてこのような悲しみを二度といかなる国民にも繰り返させないために、自分の力と能力を注ぐことを決心しました。具体的には、自分の手で、自分の懐をいためたお金で、原爆で家を失った家庭のために家を建てました。その意図は、戦争により与えられた多大なる苦難に対し、真心より無念に思う多くのアメリカ人の悔い改めのしるしでした。建設現場にはプロジェクトに込める思いが記されました。①お互いを理解し合い②家を建てることによって③平和が訪れますように。祈平和。
建物を壊すのは一瞬ですが、建て上げるには時間がかかります。神と人・人と人・人と自然界との関係も同じでしょう。お互いを理解し合い、関係を築いていくためには時間も必要です。しかし、心無い言葉や暴力によって、関係はあっという間に崩れてしまうものです。それでも諦めることなく、相手を想い合い、共に生きる中に、愛が現わされていくのです。主の平和を祈り求めてまいりましょう。
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