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大切な福音のポイント
更新日:11月24日
コリントの信徒への手紙一 15章1-11節
最も大切なこととしてわたしがあなたがたに伝えたのは、わたしも受けたものです。すなわち、キリストが、聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおり三日目に復活したこと、ケファに現れ、その後十二人に現れたことです。
戦争を体験した第一世代から、『平和宣言』というバトンが、第二世代、第三世代へと手渡されてきました。改めて1947年の『平和宣言』を見てみると、当事者としての声がありました。戦争の痛ましい苦しみと罪と悪を自覚した者による、戦争の根本的な否定と、熱烈に平和を求める決心が語られています。それは日本だけに留まらず、世界平和への宣言です。
このバトンを繋げていくためには、どこまでも自分事として捉えていくことが重要です。第二世代、第三世代も、当事者としての決心がなければ、次の世代には伝わらないでしょう。それは信仰においても同様です。
「イエス・キリストは私たちの罪のために死なれ、墓に葬られ、三日目に復活しました。」教会はこのバトンを2000年間、宣べ伝えてきました。自分の罪を知る時、自分ではどうしようも出来ない絶望と同時に、赦される喜びを味わいます。そして死で終わりではなく、そこにまでイエスが降られたからこそ、人々に希望が与えられました。復活して今も生きておられるからこそ、私たちと共にいるという約束が実現しているのです。大切な福音のバトンを、大切な隣人へと手渡してまいりましょう。
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