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キリスト者の三段法
更新日:2024年11月20日
使徒言行録 20章17-24節
神に対する悔い改めと、わたしたちの主イエスに対する信仰とを、ユダヤ人にもギリシア人にも力強く証ししてきたのです。そして今、わたしは、“霊”に促されてエルサレムに行きます。
遺言とも言えるパウロの告別説教。そこでは段階的にキリスト者としての在り方を伝えます。①父なる神に悔い改める、②イエス・キリストを信じて受け入れる、③聖霊なる神の導きに身を委ねる。三つ目のステップに到達した所がゴールではなく、むしろそこから本当のキリスト者としての歩みが始まります。
①悔い改めとは、悪い事をした過去を謝罪することに留まりません。考えや認識を改め、心の向きを神様の方向に回転することを指します。基準がずれてしまっては、的には当たりません。日毎に神様に立ち帰ること、それが悔い改めの本質です。②神様と言っても沢山の神があります。イエス・キリストを通して現わされた神を信じること、それがキリスト教信仰です。このイエスは人として産まれ、地上生活を歩まれました。人が神様を知ることの出来る姿になられたのです。この方を受け入れ、信じ抜くことが求められます。③方向性が定まっても、自分の弱さや頑なさで実行できないジレンマに陥ることがあります。私たちを導き励まし力づける聖霊なる神に、身を委ねる事が重要です。祈り・聖書を読み・礼拝を守るという歩みの中、苦難にあっても主にある勝利と喜びを見出していくことでしょう。
広島キリスト教会協力牧師 高橋秀二郎師
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