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執筆者の写真杉本拓哉牧師

信用する相手

更新日:11月13日

使徒言行録 27 章 9-44 節
パウロは彼らの中に立って言った。「今、あなたがたに勧めます。元気を出しなさい。船は失うが、皆さんのうちだれ一人として命を失う者はないのです。」


小花・ハルシャギク・ヤナギハナガサ・宿根カスミ草・紫陽花
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 信用とは、現在の行為を通して将来必ず義務を成し遂げることを推測し任せることを意味します。約束を守ってもらえる相手だと認めて任せること、と言い換えられるでしょう。はたして私たちは何を根拠に相手を信用するのでしょうか。

 パウロは囚人として、カイサリアからローマに船で向かう事になりました。百人隊長は、船を乗り継ぎながら目的地へ護送する計画を立てますが、向かい風のため思うように進めません。そして現在地である不便な港か、数十キロ離れたより良い港か、どこで冬を越すか百人隊長は選択しなければなりませんでした。パウロは留まるように勧めますが、船長たちは進むことを提案し、百人隊長は船長らを信用して出発しました。しかしすぐに暴風に巻き込まれてしまうのです。暗礁に乗り上げずに済むように、荷物や船具を海に投げ捨て船を軽くし耐え忍びますが、一向に天候は回復しません。居場所も分からず、コントロールも効かず、皆が命を諦める中でパウロは立ち上がりました。そして皆を励まし、主の言葉を分かち合い、食卓を囲み、元気づけていったのです。知識も経験も権力も頼りにならない場所でも、約束を与え信用できる主なる神様が、命を守り導いてくださったのです。


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