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安息にあずかるように
更新日:11月12日
ヘブライ人への手紙 4 章 1-13 節
神の安息にあずかる約束がまだ続いているのに、取り残されてしまったと思われる者があなたがたのうちから出ないように、気をつけましょう。
自分さえ良ければという考え方の行きつく先には、争いや崩壊が待っています。互いの利己心によって傷つけ合えば、心は閉ざされ繋がりは断たれ、やがて孤立してしまいます。今さえ良ければと、将来に負担を先送りにした国債残高は千兆円を超えました。世代間格差は広がり、社会は分断される方向に進んでいます。悲しみと怒りに震える声は、いずれ表面化することでしょう。希望の未来を迎えるためにも、小さな声に耳を傾け、方向転換いたしましょう。
神は私たちに安息にあずかるように招きます。安息とは、多面性のある言葉です。子が親の懐で安らぐように、信頼できる神との交わりの時です。また、救われた自由の中で、安らぎと喜びを独占することなく、隣人と共に神を見上げることでもあるでしょう。ある人は神と人との間で執り成しの祈りをささげ、和解の恵みにあずかります。そして神は民と共に同行することと安息を与えることを決心されました。私たちが隣人に手を差し伸べる時にこそ、今も生きておられるイエスを見出していきます。主は今日も、私たちを招いておられます。だからこそ、今、神の声を聞いたならば、自分の欲望に支配されるのではなく、隣人と共に生きる道を選び取って行こうではありませんか。
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