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律法から解放され、キリストと結ばれる
- 杉本拓哉牧師
- 5月11日
- 読了時間: 2分
ローマの信徒への手紙7章1-6節
文字に従う古い生き方ではなく、“霊”に従う新しい生き方で仕えるようになっているのです。
ある先生は、楽譜通りにピアノを弾くことを生徒に指導して、少しでも間違えると厳しく注意します。生徒はだんだん恐れが増して、委縮しながら演奏することでしょう。しかし、新しい先生から「楽譜は大切だけれども、あなたが自由に音楽を表現するための話し相手だよ」と教えられたならば、形ではなく心からの演奏が始まるかもしれません。
ルールに込められた思いを、私たちは新たに受け取り直す必要があります。モーセの十戒は、神様がイスラエルの民を救い出した後、神の愛に生きるように基準となる律法を授けたのでした。律法を正しく守ることによって救われるのではなく、救い出してくださった神の愛に生きるようにと、律法は定められたのです。
自由にされているにも関わらず、「～しなければならない」など以前の考え方に縛られているならば、今までの自分に死んで切り離されることを示されているかもしれません。そして接ぎ木のように、主に繋ぎ合わされることによって、新しい命に生かされるのです。主から栄養を受け取り、主から聖霊を与えられ、主に似た性質をあらわしましょう。神の愛は人の努力で実践するものではなく、主からいただく恵みと喜びが満ち溢れ出るようにして、分かち合われていくものだからです。
音声メッセージ
