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喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣く
- 杉本拓哉牧師
- 7月20日
- 読了時間: 2分
ローマの信徒への手紙12章9-21節
喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。

友人の成功を素直に喜べなかったこと、悲しんでいる人にどんな言葉をかけたらよいか分からなかったことはありませんか。逆に、自分が悲しい時に「私も分かるよ」と言われても、「あなたに何が分かるの」と反発してしまうこともあるかもしれません。念願の賞を獲得しても、嫉妬を恐れて誰にも言えないこともあるでしょう。他者の気持ちに寄り添うことも、自分の心を正直に打ち明けることも、私たちには難しいものです。それでも誰かの心に目を向け、たとえ何もできなくても寄り添おうとする中で、喜びが増し加えられ、悲しみが和らげられることもあるのです。
共に生きるというチャレンジを、自分の力だけでやり抜こうとしても、どこかで限界が訪れます。燃え尽きてしまったり、心がからっぽになってしまったりするのです。だからこそ、私たちは主に祈り求め、聖霊なる神の油注ぎによって新しく燃やされていきましょう。主の御名の一つ「インマヌエル」とは「神は我々と共におられる」という意味です。主は、私たちの喜びも悲しみも、流した全ての涙も共に担い、歩んでくださいます。この主の愛に生かされて、今日もまた、隣人と共に歩む一歩へと踏み出してまいりましょう。
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