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主が先立ち民を導く
出エジプト記13章17-22節

神は、エジプトで苦しみの中にあったイスラエルの民の叫びを聞き、絶大な神の力によって救い出されました。神は、苦しむものを見捨てず、必ず救い出してくださるのです。しかし、救われた民のあゆみはそこで終わりませんでした。エジプト脱出後、四〇年の荒野の日々が必要だったのです。
自由が与えられた彼らは、神の救いを否定し、神に背く民でもありました。被害者=善人ということではないのです。今日の箇所では、火の柱、雲の柱によって、神は先立ち、民を導く、民は神に導かれて生きるものであることを学んでいきます。荒野の四〇年は、自分の判断や力でどこまで行けるのか考えてはならない期間となったのです。ただ、神の導きによってのみ、生かされて生きる。その初めが、「主が先立ち、民を導く」という神の主権の下に生きることでした。
私たちは、神様の思いを本当には知り得ません。人間の知性や理性、英知によっても捕らえられない方です。しかし、「苦しんでいる人を助け出してくださる神様」というだけでは、到底理解し得ない厳しい現実があります。私たちの生きている現実の厳しさ故に、神は、私たちの前には隠れた方、隠れたる神なのです。神様が何をお考えなのか、よくわからないのですが、それでも、神様に精一杯の信頼を置いて従っていく。きっとそれでよいのだと思います。
広島教会 播磨聡牧師
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