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借金返済措置
更新日:11月20日
マタイによる福音書18章21-35節
「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、何回赦すべきでしょうか。7回までですか。」イエスは言われた。「あなたに言っておく。7回どころか7の70倍まで赦しなさい。」
人の悩みの多くは人間関係に由来します。人が集まれば、喧嘩がおこることもありますし、気に食わないことをしたりされたりすることもあり得ます。子どもであっても大人であっても人間関係に悩むのではないでしょうか。そして一旦崩れた関係を回復するのはなかなかに困難です。2000年前の聖書の時代も同じでした。
弟子の一人がイエス様に聞きました。「何回、友達を赦せばいいのですか。」イエス様はたとえ話で答えます。「ある家来は王様から6000億円の借金をしていた。返済することのできない家来を可哀そうに思い、王様は借金を帳消しにした。その後、その家来が100万円を貸している他の仲間に出会った。しかしその家来は仲間を赦さずに牢屋に入れた。王様はこの家来の対応に怒って牢屋に入れた。」
「赦さなければ、神様から赦されない」といった、交換条件を語られているのではありません。注目するポイントは、イエス様による桁外れの『赦し』です。どれほどの憐れみが、恵みが、愛が注がれているのか。赦しは関係の回復へと繋がります。この神様の赦しを受け入れなさい、そして隣人を受け入れなさいと招かれているのです。