ミカ書 5章1-5節
エフラタのベツレヘムよ/お前はユダの氏族の中でいと小さき者。お前の中から、わたしのために/イスラエルを治める者が出る。

聖書が語る平和(シャローム)とは、戦争のない状態だけに留まりません。神と人、人間同士の関係が和解していることや、一人ひとりが安心で健全に過ごしていることも含まれます。神様の力と命に完全に満ち溢れた動的な状態も平和と呼びます。平和の概念は、一言では表せないほどに幅広いものです。しかし私たちの現実は、残念ながら平和から程遠いものではないでしょうか。日々の生活の中でも、正義を追い求めていく時に意見がぶつかり、平和から遠ざかる場面もあるでしょう。視野を広げれば戦争があり、身近な所にはいじめがあります。力強いものが小さな者を搾取し、涙を流す人が後をたちません。
預言者ミカが活動していた時代は、帝国が襲い掛かってくる危機に直面していました。宗教的にも政治面でも関係性が歪み、健全ではありませんでした。国のリーダーは、人々を虐げて支配していました。そのような中にあって、ミカは救い主の到来を預言するのです。「小さき者が、神のために選ばれて用いられる。彼は、羊飼いのように群れを養い、安全を与えて命を守られる。その方こそ平和である。」小さき者、痛みを知る者だからこそ担えるリーダーシップがあります。平和の君なるイエスに倣いつつ歩みましょう。
音声メッセージ
※機材トラブルのため聖書朗読はありません。
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- 2024年12月6日
- 読了時間: 0分

- 杉本拓哉牧師

- 2024年11月29日
- 読了時間: 2分
ヘブライの信徒への手紙 12章1-13節
すべての重荷や絡みつく罪をかなぐり捨てて、自分に定められている競走を忍耐強く走り抜こうではありませんか、 信仰の創始者また完成者であるイエスを見つめながら。

物事をやり抜く力はどのように身に着けるのでしょうか。ある心理学者は、四要素に分けて説明します。①困難に立ち向かうガッツ、②失敗しても立ち直るしなやかさ、③自ら目標を立てて取り組む主体性、④粘り強く試行錯誤するチャレンジ精神。これらの要素が育まれることにより、課題をやり遂げられる力となると提唱します。
聖書は、私たちが競争を走り抜くために、ゴールであるイエスを見つめ続けるように語ります。また前段階として、躓きとなる重荷や目的地を惑わす罪をかなぐり捨てるように勧めます。私たちの人生は長さも課題も異なりますが、そう簡単ではないことは共通しているでしょう。気力を失い、疲れ果ててしまいそうな時もあります。それでも主は、辛抱強く忍耐するように励ますのです。逆の立場を想像してみましょう。教育を与える相手を諦めてしまえば、適切なプログラムを準備することも、間違いを注意することもしなくなります。それでも主は私たちを諦めずに、先頭に立って走り、訓練を共に担うのです。愛する子どもとして、神の聖さに生きるように、神の義と平和の実を分かち合うようにと願うからです。神の訓練には、あなたに対する溢れるばかりの愛と期待が込められているのです。
音声メッセージ