top of page
詩編85:1-1
わたしは神が宣言なさるのを聞きます。
主は平和を宣言されます。

花材/野ブドウ・ほおずき
花材/野ブドウ・ほおずき

 「シャローム」とはヘブライ語で「こんにちは」等と訳される挨拶の言葉です。

 そこには、「あなたの上に平和・平安がありますように」という意味が込められています。

 2020広島平和宣言は「連帯」をテーマに語られました。1947広島平和宣言を見てみると、戦争の根本的否定と平和の熱烈なる希求が『平和宣言』として決意の言葉となって表されたように読み取れます。どこが同じで、どこに違いがあるのでしょうか。私は二つを読み比べ、現代が平和を宣言出来ない状況にあるように思いました。パンデミック、それぞれが抱えているストレス、いじめ、差別、死、今も続いているシリアでの戦争…。

 詩編の詩人も、私たちと同じように、平和ではない只中に居ました。神さまに助けを求めていました。そして、主の言葉を聞くために沈黙の時を持ちます。唐突に、一方的に、神さまは宣言します。『主は平和を宣言されます』。主が、私たちに、平安あれと語られる。平和宣言は、人々が再び愚かなふるまいに戻らないためです。広島平和宣言も慰霊碑の前で宣言します。「安らかに眠ってください 過ちは 繰り返しませぬから」と。

 私たちの状況に関わらず、主が平和を宣言される。主に平和がある。正義の雨は天から注がれ、主への信頼は地上から芽生える。だからこそ私たちも、人々と連帯し、主に連帯し、平和の一歩を、平和の宣言をしてまいりましょう。「シャローム」

エフェソの信徒への手紙2:11-22
キリストは、双方を御自分において一人の新しい人に造り上げて平和を造り上げて平和を実現し、十字架を実現し十字架を通して、両者を1つの体として神と和解させ、十字架によって敵意を滅ぼされました。

花材 /とくさ・紫陽花
花材 /とくさ・紫陽花

 今月は「平和」がテーマです。今日の箇所では、二つのグループの対立が描かれています。一つはユダヤ人キリスト者、もう一つは異邦人キリスト者。イエス・キリストを信じた後も、ユダヤ人グループは律法を大切にしていました。律法とは神様から与えられた約束です。その律法を守っているという自負と誇りを持っていました。

 一方、異邦人キリスト者は、「救いはイエス・キリストから来る、律法から来るのではない」と信じていました。そして、そのことをユダヤ人キリスト者たちも知っているのに、なぜ、今までの文化や慣習を守っているのかと軽蔑していました。

 わたしたちもまた、文化の違いに直面した時、対立が起こり得ます。結婚においてもそのような場面はあるのではないでしょうか。対立構造の間には、お互いを隔てる「壁」が立っています。文化を隔てる壁、年齢を隔てる壁、性別を隔てる壁、職業を隔てる壁…。「壁」の中には、「敵意」が存在していると、聖書は語ります。私たちは「壁」の前に佇むことしか出来ません。しかし、イエス・キリストは「敵意という壁」を十字架において滅ぼしました。「壁」を失った私たちは、一つの共同体として生きていくことが出来るのです。共同体の中心にイエス・キリストが居るのです。イエス・キリストこそ、私たちの「平和」そのものなのです。

ヨハネによる福音書6:26-40

イエスはパンを取り、感謝の祈りを唱えてから、座っている人々に分け与えられた。

また魚も同じようにして、欲しいだけ分け与えられた。    


花材/青い蓑南天・ピンクッション・椿の実
花材/青い蓑南天・ピンクッション・椿の実

 パンはパンでも〇〇〇なパンは、なーんだ?例えばその答えは、フライパンや、シャンパン、ジャパン、パンデミック、等が考えられます。


 当時も今も、イスラエルでの主食はパンです。5000家族の食卓をイエス様は用意されました。イエス様が食事を用意してくれるならば、毎食準備しなくていい、働かなくていい、と考えた人々はイエス様を求めました。イエス様以外を求めることは、偶像を求めることになるのです。奇跡もまた、偶像になり得るのです。出来るか出来ないか、行動や結果に囚われてはいないでしょうか。私たちは、存在の価値をどれだけ見出しているでしょうか。


 イエス様は、いのちに目を注ぎます。自らを「いのちのパン」と呼び、アンパンマンのように自らを献げてゆくのです。「いのちのパン」は、食べる人の身体を支え、心に栄養をつけさせ、社会的な交わりがあたえられ、更にこの地上のいのちに留まらない、永遠のいのちの糧です。イエス様ご自身を求めてまいりましょう。


 「いのちのパン」は尽きることがありません。今週一週間、食卓の喜びに満ち溢れ、平安を味わい、イエス・キリストのいのちに生かされてまいりましょう。

江波キリスト教会 〒730-0834 広島県広島市中区江波二本松1丁目10−26 TEL:(082)231-4561

©2021 by 江波キリスト教会。Wix.com で作成されました。

bottom of page