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悔い改めは、愛のため
更新日:2024年11月20日
マタイ4章12-17節
暗闇に住む民は大きな光を見、死の陰の地に住む者に光が差し込んだ
イエス・キリストによる初めのメッセージ、それは「悔い改めよ。天の国が近づいた」という呼び掛けの言葉でした。これはバプテスマのヨハネから引き継いだ言葉です。しかし、同じ言葉でも、ヨハネとイエスでは内容に違いが出てきます。『天の国は近づいた』とヨハネが語っても、ヨハネ自身が天の国を動かすことは出来ません。その時が近づいてきている事を預言したのです。天の国とは、神様が王様として支配する王国です。王様は王子を代理人として派遣します。神の子がこの世に生まれたクリスマス。天の国の権威を持つ方が、地上の国にまで降って来た。イエスが「わたしのもとに来なさい」と語る時、それは天の国への招待です。まさに『天の国は近づいた』のです。
『悔い改めよ』とヨハネが語る内容は、過去に犯した罪の告白と、神へ焦点を向けることの招きです。しかし、神様がどこにいるのか分からなければ焦点を合わせることが出来ません。『悔い改めよ』とイエスが語るのは、私たちと一緒になって、神様のもとに連れていくためです。まるで迷子の子どもが親の居る場所を分からなくなってしまった時に、子どもを見つけて一緒に神のもとに立ち帰るために、イエスは派遣されたのです。