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復活の証人
- 杉本拓哉牧師
- 4月27日
- 読了時間: 2分
マタイによる福音書28章1-10節
「恐れることはない。行って、わたしの兄弟たちにガリラヤへ行くように言いなさい。そこでわたしに会うことになる。」

月下美人という植物は、人の目が届かない深夜に咲き誇ります。誰もその花が咲いている所を見ていなくても、神はその命を大切に育み、翌朝には開花した証拠だけが残ります。イエスが復活した瞬間を見た人は誰も居ませんでした。ただ命の主が共におり、イエスを起こされたのです。そして空っぽの墓が公開されたのでした。天使は女性たちに語ります。「墓の中を見ても、イエスはそこにおられません。復活なされたからです。」
しかし『復活』の知らせを聞いても、私たちには現実味がなく、理解することは難しいのではないでしょうか。私たちの人生において、大切な人を亡くしても、残念ながら甦ることはないからです。それでも、自分の経験や知識で理解するのではなく、主なる神を信じて受け入れる時、新しい出会へと開かれていきます。喜びの知らせを信じて立ち上がり、走り出した人々の所に、復活のイエスは近づいて挨拶をするのでした。そして、「恐れることはない。兄弟姉妹に、主が今も生きておられる」ことを伝えるように、人々は派遣されていくのです。十字架がなければ、復活はありません。死ななければ、その先にある命は与えられません。絶望を越えた希望を信じるように、主イエスは今日も私たちを導くのです。
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