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教えるキリスト
更新日:11月20日
マタイ5章21-26節
供え物を祭壇の前に置き、まず行って兄弟と仲直りをし、それから帰ってきて、供え物を捧げなさい。
私たちが抱える悩みの多くは人間関係にあります。誰もが人間関係の悩みを持っています。この関係性を壊しかねないのが「怒り」ではないでしょうか。
心理学の中では、怒りとは一番初めの思いではないと言われています。例えば、思い通りに物事が進まない時、焦ります。自分の事を大切にされていないと思う時、寂しさを覚えます。
約束の時間に相手が現れなければ、不安になるでしょう。自分のこだわりから外れれば、戸惑います。その後、怒りという感情が湧いてくるのです。しかし、怒りをぶつけても、その奥にある思いまでは伝わらず、根本的な解決には至りません。怒りを怒りのまま発しないためのコツとして、6秒間を数えるというものがあります。怒りは瞬発的に爆発する傾向があるので、6秒待つと、ある程度冷静さを取り戻すことができるのです。
イエス様は、「怒りを発するならば、殺人と同様に裁かれる」と語られました。「悪口を言うならば、火の地獄行き」だと語ります。だからこそ、急いで仲直りしなさいと勧めました。神様が人間たちに差し伸べられた仲直りの手、それがイエス・キリストです。
その手が私たち一人一人をも繋ぎ合わせていくのです。