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執筆者の写真杉本拓哉牧師

的外れ

更新日:2024年11月24日

ルカによる福音書 19章1-10節
人の子は、失われた者を捜して救うために来たのである。

花材/南天・すいせん 
花材/南天・すいせん 

 背が小さくて、お金持ち、そして嫌われ者のザアカイが聖書に描かれています。

 彼は、イエス様のウワサを聞き、そのような素晴らしい人物であるならば一目見てみたいと思いました。しかしイエス様の周りは、人々が大勢集まっています。背が低いザアカイはイエス様に出会うことが出来ません。場所を変わってくれないかと頼むことも出来ません。木に登り、自分の力で何とかしようと画策します。イエス様はそのザアカイに向かって語り掛けます。『ザアカイ、急いで降りてきなさい。』

 私たちも上を目指して人生の木を登っているのかもしれません。自らの力で、人よりも偉くなりたい、裕福になりたいと頑張る事があります。しかし、登り切った先で、孤独になってしまってはいないでしょうか。何かが違うと思っても、その木から降りることも出来なくなっているのではないでしょうか。その木は、私たちのプライド・人との距離・神様との隔たりなのかも知れません。イエス様は招きます。方向転換しなさいと語り掛けます。私たちの痛みと苦しみと悩みをご存知である方が、幸いの方向へと導いてくださいます。神様の招きは、的外れの生き方から、的を合わせてくださるのです。

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