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罪人よ、大胆に主に近づけ
更新日:11月24日
ルカによる福音書 7章36節-50節
「この人が多くの罪を赦されたことは、わたしに示した愛の大きさで分かる。赦されることの少ない者は、愛することも少ない。」
最も子どもが安心して泣ける場所は、抱きしめてくれる保護者の胸の中でしょう。しかし成長の過程で、「泣いても解決にならない」、「人に弱みを見せたら付け入れられる」等、泣いてはダメだという教育がなされているように思います。それでも安心できる場があるからこそ、出かけて行く勇気が与えられるのではないでしょうか。私たちには、たとえ失敗したとしても帰れる所が必要なのです。
罪深い女性と呼ばれ、見下されていた人が居ました。本人も自覚があったのでしょう。自分の力では、どうすることも出来ない罪に気付き、泣きながらイエスに近づきました。イエスは、この人の涙を受け止め、罪の赦しを宣言し、主にある平安の内に送り出されました。この女性と対比して描かれているのが、正しく生きようとしてきた律法学者です。罪を犯していないと自認するならば、神に赦しを求めません。そして彼の目に正しくない行動をするイエスを見て、尊敬に値しないと判断しました。それでもイエスは、一人一人を等しく愛し、受け入れて下さるのです。だからこそ大胆に主に近づき、安心できる場所に立ち帰り、平安の内に送り出されていこうではありませんか。
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