top of page
執筆者の写真杉本拓哉牧師

大切なことを大切にする

更新日:11月20日

使徒言行録6章1-7節
あなたがたの中から、霊と知恵に満ちた評判の良い人を七人選びなさい。
祭司も大勢この信仰に入った。

花材/カサブランカ ほか(杉本牧師就任按手式の花)
花材/カサブランカ ほか(杉本牧師就任按手式の花)

 難民支援の働きをされている方から、次のことを聞きました。「私は支援する側・あなたは支援を受ける側という固定された意識ではボランティアを続けられなくなる。場面が変われば構造は逆転し、支援を受ける側から支援をする側が教わることも多々あるのだ。そこから相手の存在に対するリスペクトが生まれ、自分の中にあった差別意識や偏見からの解放につながった。」


 初代教会では二つのグループが対立構造にありました。地元民と移住者達です。当時教会はセーフティーネットの役割も果たしていました。食べ物が無い人に対して食事を整え、衣類が無い人には服を与えていたのです。そのような中、移住者のやもめに食事が少ししか与えられなかったという、いのちに関わる問題が起こります。弟子たちは全員で総会を開き、互いのいのちを大切にすることを決めました。霊的な食事である御言葉と祈りに専念する人達と、身体の栄養のために食卓を整えるリーダー達を選出し、役割分担をします。なんとリーダー達は全員、移住者達の中から選ばれました。選出された人達を信頼し・委ね・祈り・支えるようになり、教会はますます祝福に満たされていきました。

閲覧数:17回

最新記事

すべて表示
bottom of page