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気 心 腹 神 己
更新日:2024年11月24日
ヤコブの手紙1章19-27節
聞くに早く、話すに遅く、また怒るのに遅いようにしなさい。(19節)
御言葉行う人になりなさい。(22節)
今回の題は、「気は長く、心は丸く、腹立てず、神は大きく、己は小さく」と読みます。
日常において「怒り」に振り回されることはありませんか。怒りによって傷つけたり、傷つけられたりしたことは、誰しもあることでしょう。今後一切怒ってはいけない、ということではありません。怒りそのものは大切な感情で、命の危機から抜け出したり、脅威から自分を守ったりすることを助けます。しかし時に、この怒りによって大切な存在をも傷つけてしまうことがあるのです。問題は用い方です。怒りに支配されるのではなく、怒りを適切にコントロールする必要があるのです。怒った時に、ひと呼吸を置くことは効果的です。心理学的知見では、怒りの背後に、悲しさや寂しさや恐れや不安があるといいます。怒りを知ることは対策となるでしょう。
聖書は、「怒るのに遅いように」と語ります。人が怒りを発する多くの場合、自分の正義で相手を裁きます。つまり、神様を第一としない怒りは、神様の義になりません。自らの努力には限界があります。しかし神様には限界がありません。み言葉は心に届きます。私に届けられたみ言葉、命の言葉であるイエス・キリストによって、み言葉を行う者となりましょう。