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100%の福音
- 杉本拓哉牧師
- 2021年9月12日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年11月20日
マタイによる福音書18章10-14節
これらの小さな者を一人でも軽んじないように気をつけなさい。〈10節)
これらの小さい者が一人でも滅びることは、あなたがたの天の父の御心はない。

聖書には人間を『羊』にたとえる物語があります。羊は、おくびょうで視力が悪い生き物です。そのような弱さを抱えている羊は、群れで生活し、羊飼いの声に聞き従う性質をもっています。しかし時に、群れから迷い出て行ってしまうことがあるのだそうです。
100匹の羊を持ち、その内の1匹が迷い出たならば、あなたはどうしますか?と、イエスは私たちに問いかけます。多数決や、「最大多数の最大幸福」で考えれば、99匹の安全確保を第一にするべきでしょう。
しかし、迷い出た1匹の羊の立場に身を置く時、どれほどの不安だったかと想像するのです。外敵に襲われることも、崖に身を落とすことも、岩に挟まることもあり得ます。99%死が迫っていた。それにも関わらず、
救い出してくれた方がいる。死ではなく命が与えられた。いったいどれほどの喜びでしょう。
イエスはこの喜びに連帯し、一緒になって喜んでくれるのです。99匹にとっても他人事とはなりません。迷い出た1匹は、もしかしたら明日の自分の姿かもしれないからです。そのように捉える時、残された羊たちにとっても、羊飼いが1匹を大切にして探しに出かけていくことは、希望の出来事となるのです。