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罪が重すぎて負いきれません。
更新日:11月20日
創世記 4章1-16節
わたしの罪は重すぎて負いきれません。
家族の関係は様々で、一言で表せない複雑さを抱えているのではないでしょうか。時に温かく、時に冷たく。時に近づき、時に反発する。時に仲間になり、時に敵対する。聖書が記している、最初の殺人事件は兄弟間の出来事でした。カイン(意味:得る)は農業、アベル(意味:空っぽ)は牧畜の仕事をします。二人の仲違いは礼拝の場面で起こりました。神様がアベルの献げた肥えた小羊にだけ目を留めたのです。カインも農作物を献げたのに…
聖書が語る罪とは、神様という的から外れること。神様の方向を向かないことです。カインは怒りによって目を伏せて、神様の語り掛けからも耳を閉ざします。そして、あいつさえいなければ、とアベルを打ち殺してしまうのです。そのカインに、神様は裁きを語る。「土地とあなたは呪われるものとなった。」その結果、仕事と住まいが失われました。ようやくカインは「私の罪は重すぎて負いきれません。」と神様に助けを求めて立ち返ります。神様はカインを受け入れ、救うためにしるしを与えます。神様の庇護のもとにある、神様のものだと、しるしは証します。そしてカインはしるしと共に、送り出されていくのです。
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