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神様でもさすがに…
更新日:11月20日
創世記 17章1-10、15-21節
「わたしは全能の神である。あなたはわたしに従って歩み、全き者となりなさい。わたしは、あなたとの間にわたしの契約を立て、あなたをますます増やすであろう。」
『約束』それは信頼関係を生み出します。信じても裏切られてしまうならば、関係が傷つきます。約束が守られないのであれば、相手を信じることは困難でしょう。聖書には、神様と人間との約束が語り紡がれています。しかし聖書の登場人物は、アダムとエバの時代から、何度も何度も神様を裏切ってしまう。それでも神様は、約束を守り続けている。そして神様は今日も、近しい距離感で、『私』と『あなた』という信頼関係を築かれていきます。
神様はアブラハムとサラに、子どもが与えられることを約束しました。しかし、アブラハムは99歳。サラは89歳になっていました。人間は、自分の力や知恵や経験で物事を判断します。アブラハムもまた、今まで叶えられなかった経験と現状から、笑いながら諦めます。しかし神様は『全能の神』だと語り掛ける。人には無理だと思えるような出来事においても、神様の約束は変わりません。信じられなくても、信じていく。自分を信じられなくても、神様を信じていく。その中で、「神様さすがに無理でしょう」と思われる出来事でさえも、「神様やっぱりあなたはさすがです」という、将来を目にしていくことになるのです。
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