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執筆者の写真杉本拓哉牧師

イエスによる逆転

更新日:11月24日

マルコによる福音書 10章32-45節
あなたがたの中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり、いちばん上になりたい者は、すべての人の僕になりなさい。人の子は仕えられるためではなく仕えるために、また、多くの人の身代金として自分の命を献げるために来たのである。



カランコエ
カランコエ

 「偉くなって影響力を持ちたい」など、みなさんは出世欲がありますか?ある調査結果では、出世にこだわらない人が多くなってきたと言われています。ただし、出世欲は低下してもゼロにはなりません。一番になりたいとは思わなくても、成果は認められたい、自分の意見を通したい、隣の人より評価されたいと願うのは人間の性質なのではないでしょうか。

 12弟子のヤコブとヨハネは、イエスの十字架と復活の予告を聞いた直後に、右大臣・左大臣の地位を願います。もしも余命宣告を家族に伝えた後、子どもたちの勢力争いが始まったら悲しくなります。当時のイスラエルはローマの支配下にありました。虐げられていたからこそ、支配者になりたいという価値観は常識だったことでしょう。それにもかかわらず、イエスは「偉くなりたいならば、奴隷になりなさい」と逆転した勧めを語ります。奴隷は身代金により解放されていく存在です。そしてイエス御自身が身代金として、あなたに自由を与えるために来たと語られる。奴隷ではないので関係ないと思う時、イエスの救いは他人事になります。私の出来事と受け止める時、十字架は喜びとなり、復活は希望へと変えられていくことでしょう。


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