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知恵に満ち 神と人とに 愛されて
更新日:2024年11月24日
ルカによる福音書 2章39-52節
イエスは知恵が増し、背丈も伸び、神と人とに愛された。
大人だと一般的に認識されるのは、20歳の成人式を迎える時でしょうか。一昔前までは、15歳の元服によって大人と見なされていました。ユダヤ教では13歳になった男子は、バル・ミツバ(戒律の子)という儀式を行います。律法を守れるようになったとして、大人となるのです。そして直前である12歳の時には、大人になる準備として親の仕事を習うようになります。イエスもまた、父親ヨセフの大工仕事を手伝い始めていたことでしょう。
イエスの家族は毎年の過越祭、エルサレムに巡礼していました。祭りが終わって帰ろうとしても、全国から集まった人々でごった返しています。両親はイエスが一緒に居ないことに気付いて方向転換し、立ち帰ります。そしてようやく3日後に、神殿で律法学者たちと話し合うイエスを見つけたのです。神様を求め語り合う場所の真ん中に、神様の事柄の中心にイエスはいました。十二歳のイエスは、父親である主なる神様の働きを担い始めていたのでしょう。その後イエスはナザレで両親のもと生活します。神と人とに愛されて、心も体も成長していったのです。私たちもまた神と人との恵みを受け取り、育まれてまいりましょう。
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