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死と復活の予告
更新日:2024年11月24日
ルカによる福音書 9章18-27節
「それでは、あなたがたはわたしをだれと言うか」。
誰しも悲しい報告は聞きたくないことでしょう。特に親しい方の余命宣告は込み上げるものがあります。「なぜこの人が」、「他に手段は無いのですか」、思いが錯綜します。その後に言葉が続いたとしても、ショックで頭に入ってこない場合があります。そして全てが終わった後、まるで再び出会ったかのように、声が響いてくることもあるでしょう。
イエスは死と復活を予告します。弟子たちにとってみれば、予想もしなかった驚きの出来事です。イエスを救い主と信じ、ますます活躍されることを期待していた所だったからです。しかもイエスの語る死は、宗教的指導者たちによって排除され苦しめられた末に起こると言うのです。更に弟子たちに向かって「ついて来たい者は、日々自分の十字架を背負って従うように」と招きます。好んで苦しい道を通る人などいません。それでも弟子たちは後に、イエスの十字架の死と復活を目の当たりにし、告白していくのです。「イエスの十字架は、私の罪の贖いだった」と。イエスを信じる者たちは自分の十字架を背負います。十字架に自分の罪の赦しがあり、イエスこそ私の救い主だと告白し、日々主に従っていくのです。
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