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執筆者の写真杉本拓哉牧師

執り成し

更新日:2024年11月24日

ルカによる福音書 13章1-9節
「御主人様、今年もこのままにしておいてください。木の周りを掘って、肥やしをやってみます。そうすれば、来年は実がなるかもしれません。」

花材/猫柳・ヒマラヤ雪の下
花材/猫柳・ヒマラヤ雪の下

 東日本大震災から12年が経ちました。死者行方不明者22209名の命を悼みます。そして今なお「原子力緊急事態宣言」は発令中であり、廃炉作業は困難を極めています。トルコ・シリアの大震災も心が痛みます。ミャンマーの軍事クーデター、ロシアによるウクライナ侵攻、各地で争いと暴力が行われ、命が脅かされています。

 イエスの時代にも震災や人災がありました。人々の中には、何故このような悲しい出来事が起こるのか、神の裁きではないだろうかと考える人もいました。イエスは、事件や災害は因果応報ではないと語ります。そして全ての罪人を、悔い改めへと導くのです。

 それでもこのような現実の中で、神は一体何をしているのでしょうか。イエスはたとえ話を語ります。神が愛をもって耐え忍び、人々の悔い改めの実を待ち望んでいる姿です。神と人との間に立って、執り成し祈る姿です。心を耕し、肥料を与え、実を結ぶように期待して励ます姿です。だからこそ、裁きの時ではなく、恵みの時に、神様に向かって方向転換していこうではありませんか。イエス・キリストに目を注ぎ、隣人のために執り成しの祈りをささげてまいりましょう。


音声メッセージ

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