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執筆者の写真杉本拓哉牧師

ミッション・バラバ

更新日:2024年11月24日

ルカによる福音書 23章1-25節
そして、暴動と殺人のかどで投獄されていたバラバを要求どおりに釈放し、イエスの方は彼らに引き渡して、好きなようにさせた。


黄梅
黄梅

 「本当に大事なのは、どうしたら上手くいくのかという話ではなく、上手くいくか分からないながらも踏み出してみる勇気ではないか。何かを達成したならば、今度は自らの成功を積極的に手放してみよう。その勇気こそが、社会を内側から次のステージへと押し上げる力になるだろう」と語る人がいます。果たして私たちに出来るのでしょうか。困難であってもイエスに従う道は、自らを変革していく可能性に満ちています。なぜならイエスこそが、いわゆる社会的な成功を手放したからです。その結果一人の犯罪者の命が救われました。

 割に合わないと思うでしょうか。しかし、もしも自分が犯罪者の立場ならば、あり得ないほどの恵みとなります。捕まらなければ犯罪ではない、と勘違いしていませんか。イエスの裁判は、宗教的指導者の妬みから始まりました。気に入らない人を蹴落としてやろうと願ったのです。裁判官は自分の立場を守るために、周囲の大きな声に流されてしまいました。命が虐げられているのを見逃したことや、責任逃れをしたことはありませんか。心当たりがあるならば、私たちはイエスの命を奪った一人です。そしてイエスに命を救われる一人となるのです。


音声メッセージ

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