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失望からの帰り道

更新日:2024年11月24日

ルカによる福音書 24章13節-35節
「イエスは生きておられる」


花材/百合・カスミ草
花材/百合・カスミ草

 人生において、期待どおりに進まず、失望して帰ることもあります。道を見失い、迷子になってしまうこともあります。大切な人を亡くし、途方に暮れて沈み込んでしまうこともあるかもしれません。そんな時、どうしたら希望をもって立ち上がり、目的地を見定め、前に進んでいけるのでしょうか。

 『エマオ途上』の物語は、「イエスは生きておられる」という言葉を中心に展開されます。イエスの十字架について説明する弟子と、イエスが自分自身について聖書に書かれていることを説明する場面は対になっています。エルサレムからエマオへ帰る道のりは、エマオからエルサレムへ向かう道に対応し、暗い顔は情熱を持った表情へと変えられていきます。

 この変化は、弟子たちの「イエスとは何者か」という認識が改められたことによるのでしょう。弟子たちはイエスを預言者の一人であり、イスラエルの王としてローマの支配から解放してくれる存在だと期待していました。しかしイエスは、聖書全体で預言されていた救い主であり、死を乗り越えて今も生きておられる方だったのです。イエスは今日も、私たちの道に寄り添って歩き、いのちの糧を与えてくださっておられます。



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