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ひとつの言葉が分けられた
更新日:2024年11月20日
使徒言行録 2章1節-11節
一同は聖霊に満たされ、霊が語らせるままに、他国の言葉で話しだした。
ひとつの所に人々が集まっても、一致することは難しく、分かれ分かれになることがあります。言葉や文化が違えばなおのこと、心を合わせてひとつとなるのは困難でしょう。旧約聖書にバベルの塔の物語があります。ひとつの言語で生活していた彼らは、高慢にも神様に届く塔を建てようとします。そこで神様は、人々の言葉を分かれ分かれにされました。それぞれが自分に都合の良い言葉だけを発していくならば、分断はますます加速します。
ペンテコステの時、弟子たちはひとつの所に留まり、イエス・キリストと、聖霊なる神と、父なる神のもと心を合わせました。すると、炎のような舌が分かれ分かれに弟子たちの上に留まります。弟子たちは、神の言葉を味わい語る、主の復活の証し人として立てられました。語られた内容は神様の偉大な御業、イエス・キリストの復活です。それは聞いた人の故郷の言葉で届けられました。神様は一人一人に寄り添い語りかけ、隣人に届けてほしいと託されています。分かれ分かれに散らされた自分たちの所にまで、神の言葉は届けられました。私たちもまた、聖霊なる神様から力をいただき、主の福音を届けてまいりましょう。
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