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執筆者の写真杉本拓哉牧師

“霊”と知恵に満ちた奉仕

更新日:11月20日

使徒言行録 6章1-15節
「それで、兄弟たち、あなたがたの中から、“霊”と知恵に満ちた評判の良い人を七人選びなさい。彼らにその仕事を任せよう。」

花材/ハイビスカス・ギボウシ・カスミ草・小エビ草
花材/ハイビスカス・ギボウシ・カスミ草・小エビ草

 日本において、全ての人は平等であることが保障されています。しかし約150年前まで身分制度があり、今なおその残滓に苦しめられている人もいます。差別意識は自分よりも上と下を、仲間とそれ以外を分断させます。そして残念ながら差別はどのような理由でも起こり得ます。出身地、人種、言語、職業、性、障碍、病気、被爆等々、自分と他者との違いを受け入れず拒絶していく時、平等ではなくなってしまうのです。

 初代教会の場合、イエスを信じる弟子たちが爆発的に増える中、地元で生まれ育ったグループと他言語を用いるグループとの間で緊張関係が発生しました。そして食事の分配における不平等が問題となります。自分の仲間を優遇し、他の人から搾取していたのです。使徒たちは皆を呼び集めて、全員の課題として分かち合いました。そして痛みを覚えている人達に、全力で寄り添う決心をしたのです。能力でも地位でもなく、聖霊と知恵に満たされた評判の良い人を皆で選び、祈りと共に分配の働きを託しました。大切にしたのは、神様を愛し隣人を愛することです。教会に集う一人ひとりが協力して神と人とに仕えていく中で、主の御言葉と御業は益々広がっていきました。


音声メッセージ

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