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執筆者の写真杉本拓哉牧師

語源「目から鱗」

更新日:2024年11月20日

使徒言行録 9章1-19節前半
すると、たちまち目からうろこのようなものが落ち、サウロは元どおり見えるようになった。

花材/コスモス・野葡萄
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 イエス・キリストとの出会いは、人それぞれにオーダーメイドです。少しずつ仲を深めていく人も居れば、突発的な出来事を通して急接近する場合もあります。新約聖書の多くの手紙を残したサウロ(パウロ)には、衝撃的な出会いが与えられました。主にある強烈な光に照らされて、目が見えなくなってしまったのです。しかし、主の導きにより助け手が備えられ、癒しと共に目から鱗のようなものが落ちたことから、慣用句となりました。その意味は、出来事をきっかけにして、急に物事の本質が分かるようになることです。サウロはこの出来事を通して、肉体的にも精神的にも目が開かれました。

 自分の今まで信じてきた道から方向転換するのは勇気がいることです。彼は、エルサレムの大祭司によって遣わされて、キリスト者を迫害していました。サウロは、そのような自分に死んだのです。そして、永遠の大祭司イエス・キリストによって使命が与えられ、福音を宣べ伝える者として、新しい命に生かされていきます。その道は順風満帆ではありませんでした。それでも、主によって分かち合われた命のパンとブドウの杯は、元気を取り戻し、力づけてくださるのです。


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