検索
初穂
更新日:2024年11月20日
使徒言行録 10章23後半-48節
御言葉を聞いている一同の上に聖霊が降った。
出会いというのは不思議な出来事です。学校、職場、趣味、地域、年齢が異なれば接点を見出すことは難しいでしょう。一説によると、人生の中で話が出来るくらいの関係となり得るのは3000人程だと言われています。世界人口の割合から考えると、天文学的に僅かな確率になります。
聖書の中には、主の導きによって奇跡的に出会った二人がいます。ローマの百人隊長コルネリウスは御使いの言葉にすぐさま従い、今まで会ったことも無かったペトロを家に招きます。そして主に期待し、御言葉を待ち望みました。ユダヤ人であるペトロにとっては、異邦人との交流が律法で禁じられていたため、通常ならばお断りする案件です。しかし、主の幻と霊の勧めがあり、招きに応じることにしたのです。
両者の間には、価値観や文化による隔ての壁がありました。それでも主に従って歩む中、思いが新たに変えられて、壁を乗り越えることができたのです。主の導きにより御足の跡を歩む時、今まで思いもしなかった出会いがあります。コルネリウスは、ペトロを通して語られたイエスの証を心から受け入れます。心をご存知の主は、彼に聖霊を注ぎました。こうして異邦人にまでいのちの福音が分かち合われていったのです。
音声メッセージ