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神の同労者
更新日:2024年11月20日
使徒言行録 11章19-30節
主がこの人々を助けられたので、信じて主に立ち帰った者の数は多かった。
民主主義とは、多数派が正解となり、少数派の意見を無視して良いということではありません。ヒトラーは、選挙にて多くの票を受けて選出されましたが、気に入らない少数派を順々に排除していきました。世界大戦後の民主主義は、多数決の原理を守ることと、少数派の権利を守ること、この相反するかのように思える両方を尊重するものになっています。私たちは事柄によって、多数派になったり少数派になったりします。どちらであっても声を出すことができる仕組みと交流が必要です。そして時に、低みから見る視点が真理に近いことがあり得るのです。
初期キリスト教は、イエスを救い主として信じるユダヤ教の一派でした。基本的にユダヤ人がユダヤ人に向けて、旧約聖書とイエスを結び合わせ、救い主だと証言していったのです。そして多くのユダヤ人は、口伝律法の教えを守り、異邦人との交流を制限していました。しかしエルサレムから遠く離れた国や島の出身で、イエスを信じる少数のユダヤ人が、福音を異邦人に語りかけていったのです。主はこの人々を助け、豊かに用いられます。そしてバルナバ、サウロが加えられ、キリストの弟子たちは『クリスチャン』と呼ばれるようになりました。
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