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創り主なる神を
- 杉本拓哉牧師
- 2024年1月28日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年11月20日
使徒言行録 17章16-34節
神はこの方を死者の中から復活させて、すべての人にそのことの確証をお与えになったのです。

アテネの歴史は古く、芸術・学問・哲学の中心地だった時代があります。パウロが訪れた頃は全盛期を過ぎていましたが、魅力的な彫刻・知見に富んだ文章・哲学者たちも健在でした。エピクロス派の哲学は、精神的な幸福を追い求め、欲望や苦痛や恐れなく過ごすことこそが人生の目的だと考えていました。ストア派の哲学は、自分の快楽や欲求を優先するのではなく、理性が与える正しさに従って、日常生活で徳を積むことを重視しました。どちらの派閥にも共感できる所があるでしょう。
パウロはアテネの人々にメッセージをします。相手の主張とキリスト教の共通点を示しつつ、架け橋となって神を伝えていきます。しかし経験則や人生観では想像もできない、救い主による贖いの死と復活の命について語った時、聴衆は笑い飛ばしながら去っていきました。「復活」という理性では考えられないことを語らなければ、多くの人々に受け入れられたかもしれません。しかし、これこそキリスト者にとって譲れない点です。復活は、自分を信じるのか、それとも神を信じるのか、私たちに選択を迫ります。それでも主は復活なされ、今も生きておられるからこそ、一人一人と出会い確証を与えてくださるのです。
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