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主と主の言葉に委ねつつ

神とその恵みの言葉とにあなたがたをゆだねます。
使徒言行録 20章17-38節

ジャーマンアイリス・イチハツ・ゼラニウム・フリージア
ジャーマンアイリス・イチハツ・ゼラニウム・フリージア

 自分の最期の時が分かったならば、大切な人に何を伝えるでしょうか。使命のため命を献げる時が近づいて来たことを、本人は知っています。そこで語られていく言葉は、命輝く遺言とも言えるでしょう。古今東西、時代の変革期には使命に生きる人が現れます。しかし現代の私たちにとって、そのような人は映画や小説の中にだけ見出す程に、リアリティの無いものとなっているのではないでしょうか。

 イエス・キリストは命を懸けて、十字架上で救いの道を拓かれました。パウロはこの命と出会う中で、恵みの福音を宣べ伝えます。宣教師や牧師や信者一人ひとりもまた、主にある命にあずかり、この豊かな命を分かち合うのです。どこか遠くの物語が、自分に向けて書かれた手紙であることを知る時、命の言葉はリアリティをもって迫ってきます。それは人によってなるものではなく、今も生きて働いておられる神の主権の中にあります。だからこそ教会は、神と恵みの言葉であるイエス・キリストと導き手である聖霊なる神に身を委ねます。主が一人ひとりを造り上げ、使命を与え、それぞれの生活のただ中に派遣してくださることを知っているからです。


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