top of page
執筆者の写真杉本拓哉牧師

救出作戦

更新日:11月13日

使徒言行録 23 章 12-35 節
この陰謀をパウロの姉妹の子が聞き込み、兵営の中に入って来て、パウロに知らせた。

アマリリス・南天・紫陽花
アマリリス・南天・紫陽花
 バタフライ効果とは、蝶の羽ばたき程の僅かな事が遠く離れた地点において大きな気象の変化を引き起こすという理論であり、小さな出来事が最終的に予想もしていなかった事柄に影響することの比喩表現です。私たちの人生においても同じ事が言えるかもしれません。小さな親切が巡り巡って商談に繋がることもあり、不用意にこぼれ出た一言が、伝言ゲームのように届いた先で不和を生み出すこともあるでしょう。
 一人の若者がパウロの殺害計画を耳にしました。彼はパウロの甥でしたので、何とかその計画が頓挫するように、知恵と勇気を振り絞り、ローマ兵の管理下にあるパウロを訪れたのです。パウロはこの計画を千人隊長に伝えるように頼みます。千人隊長はこの若者の言葉に耳を傾け命懸けの情報であることを認め、迅速な対応によってパウロの命を守り、上司の元に護送していったのです。一目で分かるような神様の奇跡ではありません。人間の妬みや、親愛や、功名心も背後には渦巻いていました。それでも、人の思いを越えた神様の計画があります。若者の勇気も権力者の傾聴も、パウロがローマで福音を宣べ伝えるという使命に繋がっています。「主の山に備えあり」私たちも勇気と知恵をいただいて、一歩ずつ進んでまいりましょう。

音声メッセージ

閲覧数:17回

最新記事

すべて表示
bottom of page