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あなたの重荷を主にゆだねよ
更新日:11月12日
詩編 55編17-23節
あなたの重荷を主にゆだねよ
私たちは各々、信じている神に祈りをささげます。「苦しい時の神頼み」ということわざがあるように、上手くいっている時ではなく、困窮している時に祈るのが人間の現実です。しかしどこまで本気で、祈りが聞かれることを信じているのでしょう。叶ったらラッキーぐらいの感覚でしょうか。それとも祈ったら必ず願いが叶えられるのでしょうか。もし前者ならば居ても居なくても変わらないような存在の神、後者ならば祈願を叶える道具のような神として、認識しているかもしれません。キリスト教の神は、無力でもなく万能な道具でもない、人格的に関わり合う存在です。
ダビデという王様は、悩みや不安や怒りや悲しみを神に投げつけるかのように、本心で祈ります。そして主が敵から自分を助け出し、祈りに応えてくれることを体験しているので、本気で信じています。それは今まで培ってきた信頼関係を基礎とした、祈りという名の対話だからです。関係性は一朝一夕では築けません。知らない人に重要なものを託せません。しかし自分でも他人でも解決できない重荷を、信頼して神に委ねる時、力強く支えてくださる主との出会いが与えられることでしょう。
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