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キリストと共なる神の相続人
- 杉本拓哉牧師
- 5月25日
- 読了時間: 2分
ローマの信徒への手紙8章1-17節
神の霊によって導かれる者は皆、神の子なのです。…もし子供であれば、相続人でもあります。神の相続人、しかもキリストと共同の相続人です。

血の繋がりのない者同士が親子関係を結んで家族となるのは、お互いに大きな決心が必要でしょう。養子縁組において、親は愛をもって子を迎え入れ、「この子と共に生きる」と覚悟を固めます。子もまた、この人を親として信頼し、愛して心を開かなければ、関係性は築かれません。
私たちは生まれながらの神の子ではありませんでした。そして「親の心、子知らず」という言葉のように、神の心を知ろうともせず、自分勝手な道を歩んでいたのではないでしょうか。それにも関わらず、神は私たちを愛し、ご自身が親となって共に生きることを決意されたのです。しかし、義なる神は罪と共存することができません。この問題解決のため、神の子であるイエスが人となられました。この方は唯一、神の思いである律法を全うし、私たちが受けるべき罪と死の報いを十字架で担われました。それはまるで報酬を交換するかのように、私たちに義と命が与えられる出来事でした。さらに神は、私たちをご自分の家族とし、愛に満ちた関係へと導かれます。イエスを長子として従う道には苦難もありますが、その先には主の栄光が満ちています。創造主である父なる神が共におられるのですから、必要な恵みを相続させていただきましょう。
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