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つまずきや妬みさえも用いて

ローマの信徒への手紙11章1-16節
彼らの罪によって異邦人に救いがもたらされる結果になりましたが、それは、彼らにねたみを起こさせるためだったのです。


花材/ふとい・アマリリス ・紫陽花
花材/ふとい・アマリリス ・紫陽花

 人生は、思い通りにいかないことの連続です。努力が報われなかったり、大切な人との別れを経験したり、事故や病気で心も体も傷つくことがあります。人と比べる中で悲しみが増して、どうしようもなく怒りや妬みが湧いてくることもあるでしょう。「どうして自分が…」と、思わずにはいられない時、それは神に向かって問いかけている時なのかもしれません。

 神はイスラエルの民を選び、エジプトの奴隷生活から、バビロニヤ帝国の捕囚から救い出しました。しかし、民はイエスを拒絶して十字架につけ、弟子たちをも迫害していったのです。結果的に、逃げていく先々でも福音は広がり、ついには異邦人のもとに救いの言葉が届けられました。パウロは目の前の現実に絶望するのではなく、その向こうにある神のご計画に心を向けます。そして人間的な妬みさえも用いられ、イスラエルの人々に逆輸入の形で、福音が分かち合われる日を期待します。

 つまずくことや失敗することを望む人はいません。それでも倒れ込んでしまいそうな時もあるでしょう。そんな時、あなたの名前を呼び、手を伸ばして起き上がらせてくださる神に出会います。あなたの傷やつまずきさえも用いて、十字架のイエスは今日も私たちを招いておられるのです。


音声メッセージ

 
 

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