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福音は響き渡る
- 杉本拓哉牧師
- 6月22日
- 読了時間: 2分
ローマの信徒への手紙10章1-21節
「その声は全地に響き渡り、その言葉は世界の果てにまで及ぶ」のです。

「ありがとう」や「ごめんね」といった言葉は、思っているだけではなく、口に出してこそ相手に気持ちが伝わります。思いを表すことには勇気が必要ですが、その一歩が人との関係を変えるきっかけになることもあるでしょう。大切な言葉を交わすことは、相手との絆を深めるだけでなく、自分自身の心にも確かな響きをもたらします。信仰もまた、心の中に留めておくだけでなく、口に出して言い表すことが大切です。
私たちの信仰の言葉を、神様は耳を澄ませて聞いておられます。その言葉は自分自身を整えるだけでなく、隣人までも力づけることがあるのです。信仰の言葉は、共鳴し合うように広がります。2000年前、イエス・キリストの御業が、大きな鐘の音のように世界に響き渡りました。そして今も、その響きは止むことなく続いています。弟子たちや初代教会の人々が「イエスは主です」と告白したその声は、時代を越えて、国境を越えて、私たちの所にまで届いています。そして今、私たちが信仰を言い表す時、その響きはさらに前後左右に伝わっていきます。たとえその声が小さくても、震えていても、神様は喜んで受け取ってくださいます。主が用いられる時、あなたの信仰の言葉は、誰かの心に希望を届ける響きとなって広がっていくのです。
音声メッセージ