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もう裁き合わないように

ローマの信徒への手紙14章1-23節
もう互いに裁き合わないようにしよう。むしろ、つまずきとなるものや、妨げとなるものを、兄弟の前に置かないように決心しなさい。


花材/観音竹・菊
花材/観音竹・菊

 相手と意見がぶつかったり、好みや価値観が異なったりすると、私たちは理解し合うことを諦めてしまいそうになります。そして、直接向かい合う代わりに、悪口を言ったり、軽蔑したり、裁いたりしてしまう、そのような弱さを私たちは抱えています。自分の考えとは違うという理由で誰かを排除し、傷つけていく先に、誰もが安心して過ごせる場所は生まれません。だからこそ大切なのは、互いの存在を認め合い、強さも弱さも受け入れていく姿勢です。その時、違いは豊かさへと変えられていくことでしょう。

 聖書は、私たちが裁く側に立つのではなく、復活のイエスこそが裁きの座に着かれるお方だと語ります。そして主は、既に一つの決定をなされました。それは、私たちがどんなに不完全であっても、愛し、受け入れるという決断です。救い主は、信仰の弱さを抱えた私たちに寄り添い、隔たりを越えて、救いの道を開いてくださいました。だからこそ、私たちもまた、つまずきの種を取り除き、共に愛に生きる歩みへと招かれているのです。神の国は、違いを取り除いた場所ではなく、違いを越えて共に生きる中にあります。そこにこそ、神の義と平和と喜びとが満ち溢れていくのです。


音声メッセージ


 
 

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