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死を見つめ、今を生きる
- 杉本拓哉牧師

- 2025年11月16日
- 読了時間: 2分
コヘレトの言葉 9章1-10節
生きている犬のほうが死んだ獅子より幸せである。

中世のある修道院では、「メメント・モリ カルぺ・ディエム」と挨拶を交わしました。それは、「死を覚え、その日一日の花を摘み、今を生きよ」という意味です。私たちの人生、思いがけず、災害や病気や事故に遭うかもしれません。もしも自分の死が10年後だったら、1年後なら、明日だとすれば、私たちは限られた日々をどのように生きるでしょうか。死を身近に覚える時、私たちは与えられた時をより真剣に、感謝して生きるようになるのです。
コヘレトが生きていた時代、イスラエルの民は大国の支配に苦しみ、公平と正義の見えない社会に空しさを覚えていました。それでも神は、虐げられた者たちを見捨てず、希望の未来を備えておられたのです。彼らは自由と自治を求めた戦いに勝利したのでした。
私たちには明日のことが分かりません。それでも神は、小さくされた者に目を留め、希望を託すのです。人生の幸せは、自分の満足を追い求めて得られるものではありません。自分と共に生きる存在との関わりの中で、生きる意味と幸いを見出すのです。私たちの日々の働きの全ては、主の御手の中にあります。だからこそ、恐れることなく死を見つめ、誠実に精一杯生きるようにと、神は今日も私たちを励ましてくださるのです。
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