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神を畏れ、その戒めを守れ
- 杉本拓哉牧師

- 4 日前
- 読了時間: 2分
コヘレトの言葉 12章1-14節
神を畏れ、その戒めを守れ。これこそ人間のすべてである。

忙しい日々の中で、私たちは本当に大切にしたい事までも後回しにしてしまうことがあります。自分の心や体の声を聞き逃してしまったり、大切な人に「ありがとう」を伝えそびれたり、後悔することも少なくありません。コヘレトは、明日がどうなるか誰にも分からないからこそ、今日という時を精一杯生きるようにと語ります。時間はあっという間に過ぎ去ってしまうものだからです。若者もやがては年を重ね、体は衰え、命の主のもとへと帰ります。もしも明日が最期の日であるならば、今日の私たちは何を選ぶでしょうか。与えられている時の短さを思う程、物事の優先を見誤らず、心のこもった時間を過ごすようになるのです。
コヘレトは知識を求め、楽しみを尽くし、働きによって富を手にしました。しかし、多くの人が願う成功を手にしても、それが人生の幸せを保証するものではないことを悟ります。だからこそ彼は遺言のように、一つの結論にたどり着きます。「神を畏れ、その戒めを守れ。」神を畏れるとは、創り主を敬い、その導きを信頼すること。神の戒めを守るとは、神が大切にされているものを、私も大切にして生きることです。そのように歩まれたイエス・キリストに従って、神と隣人への愛に生きていこうではありませんか。
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