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まだ見ぬ世界を精一杯生きる
- 杉本拓哉牧師

- 11月23日
- 読了時間: 2分
更新日:11月24日
コヘレトの言葉 11章1-10節
あなたのパンを水面に投げよ。月日が過ぎれば、それを見いだすからである。

明日何が起こるのか、その全てを知ることは誰にもできません。将来が見えないことは確かに不安ですが、もしも全てを知り得たとしても、それは本当の安心に繋がっているのでしょうか。結末の分かっている試合で、全力を尽くすことは困難です。事故や災害がいつどこで起きるのか分かったとしても、心穏やかには過ごせません。私たちは未来を知らないからこそ、今という時を大切に、精一杯生きることができるのです。
私たちに残された人生の中で、今日が一番若い日です。そして若さとは年齢ではなく、まだ見ぬ世界へ踏み出す力であり、失敗しても立ち上がるしなやかさです。自分で蒔いた種を、いずれ刈り取る時がきます。しかし、そもそも種を蒔かなければ、収穫の恵みにはあずかれません。恐れや不安に立ち止まりそうになる時もあるでしょう。それでも主が共にいてくださるから、安心して全力で種を蒔くことができるのです。そして神様のタイミングで、豊かな実りを見出すことでしょう。主の御手の中で最善を尽くして歩む時、主の確かな導きと平安を覚えます。だからこそ状況に流されず、恐れに囚われず、神様からの贈り物である今日を味わい、喜んで歩んでいこうではありませんか。
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